老人ホームに入る前にチェックする資金計画
老人ホームに入居する場合には、入居する為にはお金が必要です。
一時金である程度まとめった金額を支払えば、毎月の支払が少なくなるケースや一時金はいらないが毎月の支払いが高くなるケースもあります。
また、数千万円の一時金を支払うと設備や常駐スタッフが充実して、生活支援や介護支援などが充実しています。
このように、どの施設を選ぶのかと言った点については、資金計画があってこそ計画を立てることができるので、まずは、老人ホームに入る為にどれくらいのお金を支払えるのかをチェックする必要があります。
資金計画の手順
老人ホームに入る前には、自分の持っている総資産を棚卸する必要があります。具体的にチェックするのは、現在の預貯金、株、不動産などの資産や老後の生活費などの現状把握を行う必要があります。
現状把握の内容
現状把握には、「総資産の把握」、「今後の生活費」、「その他の費用」を考えます。
@総資産の把握
- 総資産とは、
- 預貯金
- 株・投資信託など
- 年金収入・その他の収入
- 不動産
などを計算して、合計額を出します。
A今後の生活費
今後の生活費としては、今後自分が亡くなるまでの費用です。80歳や85歳まで生きるとしたら、どれくらいのお金が必要かを考えます。迷った場合は、とりあえず80歳までで計算します。
Bその他の費用を考える
その他の費用とは、旅行、外食、娯楽、ファッション、冠婚葬祭費用、孫へのお小遣いなどに使う金額です。これらの金額は、節約して考えずに多めに金額を計算するのがお勧めです。
老後の資金がどれくらい余裕があるか?
上記で計算した金額を下記の計算式に当てはめます。
@総資産の把握
−A今後の生活費
−Bその他の費用を考える
__________________
= 老後に余裕がある金額
この「老後に余裕がある金額」の金額が、老人ホームに入るときの入居時の一時金として付けます。
支払い可能な入居一時金
上記の計算から、老人ホームに入る為の入居一時金がいくら支払えるか計算できます。終身入居する場合には、家賃の前払いとも考えれます。
このように計算すると、入居する老人ホームの一時金がいくら支払えるのかが分かります。